セレンディールことわざ辞典

ことわざは、人々の経験や知恵、生物や社会へのまなざし、遊び心などを凝縮して生まれ、それが膨大な時間によって磨き上げられてつくられた、ことばの宝石です。それ故、数文字から長くても数十字程度の簡潔なことばの背後には、広く、深い、豊かな世界が隠されています。

『セレンディールことわざ辞典』は、そんな「ことわざ」の持つ力を借りて、セレンディールの世界を紹介しようという企てで作った作品です。
ことわざ自体の説明とは別に、ことわざを理解するための前提知識となる由来となった出来事や生物、人物、文化などについても「訳注」(本作品は、セレンディール世界のことわざを日本語に翻訳したという形をとっています)で解説をしています。

一つ一つのことわざから伝えられる情報は、無限とも言える宇宙の中のたった一つの星の如く、非常にか細い輝きでしかないように見えますが、それらの星々が少しずつ少しずつ集まってゆくことで、いつかは、ことわざたちの故郷であるセレンディール世界を照らす星空となり、「この世界、本当にあるかも?」と思ってもらえるようになると信じています。

ABOUT

Sho Ryuno / 竜野 将



セレンディール世界を、実在する世界だと感じてもらうにはどうすればいいのだろうかと日々、試行錯誤中。今のところ、特定の表現形式を定めず、様々な角度、手法で伝えることが、その有効な答えになるのではないかと思っており、『セレンディールことわざ辞典』、『セレンディール・ブックレビュー』、《太古から》、セレンディール生物のペン画などを制作し、アプリやサイトなどにて公開している。
2026-05-13 13:13

ジーヴァルの脚

【じーう゛ぁるのあし】

疲れ知らずであることのたとえ。

2026-05-12 13:13

ジーヴァルつけておこぼれをいただくことしか出来ませぬ

【じーう゛ぁるつけておこぼれをいただくことしかできませぬ】

卑屈になり過ぎて自分の能力に気付いていないことをふざけた調子でいう言葉。

2026-05-12 01:13

ジーヴァルのおこぼれを狙う

【じーう゛ぁるのおこぼれをねらう】

ありもしないことを期待すること。

2026-05-11 13:13

ジーヴァルもグムーヴは食わぬ

【じーう゛ぁるもぐむーう゛はくわぬ】

① グムーヴの厄介さを表す表現。

2026-05-10 13:13

ジーヴァルが食い残す

【じーう゛ぁるがくいのこす】

極めて不味い料理。異常事態の意でも用いる。

2026-05-09 13:13

ジーヴァルに胃薬

【じーう゛ぁるにいぐすり】

無意味な組み合わせを冗談めかしていう言葉。

2026-05-09 01:13

ジーヴァルの胃

【じーう゛ぁるのい】

何でも食べること。悪食、貪欲。ゲテモノ喰い、の意で用いることもある。

2026-05-08 13:13

ジーヴァル喰い

【じーう゛ぁるぐい】

勢いよくガツガツと何でも食べること。貪欲。

2026-05-07 13:13

ジーヴァルの獣王喰らい

【じーう゛ぁるのじゅうおうぐらい】

身分の低い者が、高貴な身分の者が没落したところを狙って、クーデターを起こしたり、集団で略奪を行うこと。

2026-05-06 13:13

死せる獣王の角を奪う

【しせるじゅうおうのつのをうばう】

卑しい行為(特に金銭欲)を嫌悪する言葉。

2026-05-05 13:13

獣王の角

【じゅうおうのつの】

① 王者の証

2026-05-05 01:13

アルナディールの角

【あるなでぃーるのつの】

入手が非常に困難な、希少価値の極めて高いもののたとえ。

2026-05-04 13:13

リーンはアルナディールの撒き餌

【りーんはあるなでぃーるのまきえ】

儲け話には必ず危険が伴う、の意。

2026-05-04 01:13

リーン笛吹いてアルナディール呼ぶ

【りーんぶえふいてあるなでぃーるよぶ】

目先の欲にとらわれ、致命的な失敗をすること。

2026-05-03 13:13

リーン追ってアルナディールの口に飛び込む

【りーんおってあるなでぃーるのくちにとびこむ】

欲にかられ、周りが見えなって、致命的な失敗をすること。

2026-05-02 13:13

宝翅迫りて獣王の前に出る

【ほうしせまりてじゅうおうのまえにでる】

欲にとらわれ、周りが見えなくなること。そして自滅する、というニュアンスがある。

2026-05-02 01:13

虫王捕えて獣王に喰われる

【ちゅうおうとらえてじゅうおうにくわれる】

自分が弱者に対してなした悪事を、より強大な者に、自分もされてしまうこと。

2026-05-01 13:13

獣王に会いたいなら相対は諦めよ

【じゅうおうにあいたいならあいたいはあきらめよ】

身の程をわきまえよ、という戒め。実力が無いことを自覚し、他者の助けを得よ、の意でも用いる。

2026-04-30 01:13

レルンに乗ってアルナディールと口論する

【れるんにのってあるなでぃーるとこうろんする】

強者の庇護の下で、本来なら対等に扱ってもらえない相手と対等な気になること。そしてそのことに気付いてもいない、というかなり強い侮蔑のニュアンスを含む。

2026-04-29 13:13

ジーヴァルの獣王付き

【じーう゛ぁるのじゅうおうつき】

権力者に媚びへつらうこと。

2026-04-29 01:13

アルナディールの後を追う

【あるなでぃーるのあとをおう】

おこぼれを期待すること。権力者にへつらうこと。

2026-04-28 13:13

羽ばたきが地響きになる

【はばたきがじひびきになる】

失敗した理由を正直に言うこと恥じ、嘘の言い訳を言ううちに、その嘘がどんどん膨らんでいくこと。

2026-04-28 01:13

獣王のせいなら恥ずかしくない

【じゅうおうのせいならはずかしくない】

失敗した理由を正直に言うこと恥じ、マシになるような嘘の言い訳を言うこと。

2026-04-27 13:13

アルナディールのせいにする

「小鳥から逃げてアルナディールの群れのせいにする」を縮めた表現。

2026-04-27 01:13

小鳥から逃げてアルナディールの群れのせいにする

【ことりからにげてあるなでぃーるのむれのせいにする】

失敗した理由を大仰にして言い訳をすること。

2026-04-26 13:13

咆哮に誤認なし

【ほうこうにごにんなし】

初めてであっても、それが何であるかを確実に認識できることのたとえ。

2026-04-26 01:13

獣王の咆哮に聞き間違いなし

【じゅうおうのほうこうにききまちがいなし】

初めてであっても、それが何であるかを確実に認識できることのたとえ。

2026-04-25 13:13

太古からの咆哮

【たいこからのほうこう】

大昔から、皆が知っているもののこと。

2026-04-25 01:13

宵闇で獣王の咆哮を聞く

【よいやみでじゅうおうのほうこうをきく】

ある状況で、最も恐れていた事態が実際に起こってしまうこと。

2026-04-24 13:13

獣王の狩り場に踏み入りしを悟る

【じゅうおうのかりばにふみいりしをさとる】

絶望的な状況に陥ったことを知り、戦慄する様。