セレンディールことわざ辞典

『セレンディールことわざ辞典』は、そんな「ことわざ」の持つ力を借りて、セレンディールの世界を紹介しようという企てで作った作品です。
一つ一つのことわざから伝えられる情報は、無限とも言える宇宙の中のたった一つの星の如く、非常にか細い輝きでしかないように見えますが、それらの星々が少しずつ少しずつ集まってゆくことで、いつかは、ことわざたちの故郷であるセレンディール世界を照らす星空となり、「この世界、本当にあるかも?」と思ってもらえるようになると信じています。
ABOUT
Sho Ryuno / 竜野 将
セレンディール世界を、実在する世界だと感じてもらうにはどうすればいいのだろうかと日々、試行錯誤中。今のところ、特定の表現形式を定めず、様々な角度、手法で伝えることが、その有効な答えになるのではないかと思っており、『セレンディールことわざ辞典』、『セレンディール・ブックレビュー』、《太古から》、セレンディール生物のペン画などを制作し、アプリやサイトなどにて公開している。
干し肉の小さきを嘆く
【ほしにくのちいさきをなげく】
干し肉を作ってみたら、元の大きさよりかなり縮んでしまったと嘆く。転じて、結果が予想より貧弱でがっかりすること。
生焼けの肉は腐肉よりこわい
【なまやけのにくはふにくよりこわい】
腐肉であれば、絶対に食べようなどとは思わないが、一見、焼いてあるように見える生焼けの肉は、そうと気づかずに食べてしまい、食中毒になる。転じて、中途半端な仕事をするくらいなら、何もしないほうがマシである、の意。
腐ってから腐っても遅い
【くさってからくさってもおそい】
面倒臭がって後回しにするなどしておきながら、手遅れになったからと嘆いたり文句を言ったりするな、の意。
腐ってから干しても遅い
【くさってからほしてもおそい】
肉が腐ってから干し肉にしようとしてももう遅い。転じて、やるべきことを後回しにして、それが問題になってしまってから慌ててやっても、失われた信用などはもう取り戻せない、という戒め。
腐る前に干せ
【くさるまえにほせ】
やるべきことは、さっさとしてしまったほうがよい、の意。当たり前のことをわざわざ言わせるな、というニュアンスを含む。肉が腐ってから干しても遅い、ということから。
肉は腐る前に食べよ
【にくはくさるまえにたべよ】
やるべきことは、さっさとしてしまったほうがよい、の意。当たり前のことをわざわざ言わせるな、というニュアンスを含む。
腐肉に新しいも古いもあるか
【ふにくにあたらしいもふるいもあるか】
実質的に、価値が無くなってしまう基準を下回ってしまったら、その程度の差などどうでもよい、の意。
腐肉戻しは成らず
【ふにくもどしはならず】
腐らせてしまった肉を、腐る前に戻すことは出来ない。転じて、人間関係や社会的評価は、不誠実なことをやって信頼を損ねてしまったら、もう元には戻せないという戒め。
腐肉争奪戦
【ふにくそうだつせん】
腐った肉ですら、それを独占しようとして動物や虫が争う。転じて、どんなもの、場所にでも、そのことをめぐって争いが生じることのたとえ。
ジーヴァルからは逃げられても死からは逃げられない
【じーう゛ぁるからはにげられてもしからはにげられない】
死は絶対に避けられない、ということを、驚異的なスタミナでどこまでも獲物を追うジーヴァルでたとえた言葉。