セレンディールことわざ辞典

ことわざは、人々の経験や知恵、生物や社会へのまなざし、遊び心などを凝縮して生まれ、それが膨大な時間によって磨き上げられてつくられた、ことばの宝石です。それ故、数文字から長くても数十字程度の簡潔なことばの背後には、広く、深い、豊かな世界が隠されています。

『セレンディールことわざ辞典』は、そんな「ことわざ」の持つ力を借りて、セレンディールの世界を紹介しようという企てで作った作品です。
ことわざ自体の説明とは別に、ことわざを理解するための前提知識となる由来となった出来事や生物、人物、文化などについても「訳注」(本作品は、セレンディール世界のことわざを日本語に翻訳したという形をとっています)で解説をしています。

一つ一つのことわざから伝えられる情報は、無限とも言える宇宙の中のたった一つの星の如く、非常にか細い輝きでしかないように見えますが、それらの星々が少しずつ少しずつ集まってゆくことで、いつかは、ことわざたちの故郷であるセレンディール世界を照らす星空となり、「この世界、本当にあるかも?」と思ってもらえるようになると信じています。

ABOUT

Sho Ryuno / 竜野 将



セレンディール世界を、実在する世界だと感じてもらうにはどうすればいいのだろうかと日々、試行錯誤中。今のところ、特定の表現形式を定めず、様々な角度、手法で伝えることが、その有効な答えになるのではないかと思っており、『セレンディールことわざ辞典』、『セレンディール・ブックレビュー』、《太古から》、セレンディール生物のペン画などを制作し、アプリやサイトなどにて公開している。
2026-06-16 13:13

干し肉の小さきを嘆く

【ほしにくのちいさきをなげく】

干し肉を作ってみたら、元の大きさよりかなり縮んでしまったと嘆く。転じて、結果が予想より貧弱でがっかりすること。

2026-06-15 13:13

誓いは生肉より早く腐る

【ちかいはなまにくよりはやくくさる】

人の誓いなどあてにならない、の意。

2026-06-14 13:13

生焼けの肉は腐肉よりこわい

【なまやけのにくはふにくよりこわい】

腐肉であれば、絶対に食べようなどとは思わないが、一見、焼いてあるように見える生焼けの肉は、そうと気づかずに食べてしまい、食中毒になる。転じて、中途半端な仕事をするくらいなら、何もしないほうがマシである、の意。

2026-06-13 13:13

腐ってから腐っても遅い

【くさってからくさってもおそい】

面倒臭がって後回しにするなどしておきながら、手遅れになったからと嘆いたり文句を言ったりするな、の意。

2026-06-12 13:13

腐肉干し

【ふにくぼし】

肉が腐ってから干し肉にしようとしてももう遅い。転じて、やるべきことを後回しにして、それが原因で失われてしまった信用のたとえ。

2026-06-10 13:13

腐ってから干しても遅い

【くさってからほしてもおそい】

肉が腐ってから干し肉にしようとしてももう遅い。転じて、やるべきことを後回しにして、それが問題になってしまってから慌ててやっても、失われた信用などはもう取り戻せない、という戒め。

2026-06-09 13:13

腐る前に干せ

【くさるまえにほせ】

やるべきことは、さっさとしてしまったほうがよい、の意。当たり前のことをわざわざ言わせるな、というニュアンスを含む。肉が腐ってから干しても遅い、ということから。

2026-06-08 13:13

肉は腐る前に食べよ

【にくはくさるまえにたべよ】

やるべきことは、さっさとしてしまったほうがよい、の意。当たり前のことをわざわざ言わせるな、というニュアンスを含む。

2026-06-07 13:13

皮肉言うな屍肉になるぞ

【ひにくいうなしにくになるぞ】

人を侮辱するほど危険なことはない、の意。

2026-06-06 13:13

腐肉に新しいも古いもあるか

【ふにくにあたらしいもふるいもあるか】

実質的に、価値が無くなってしまう基準を下回ってしまったら、その程度の差などどうでもよい、の意。

2026-06-05 13:13

新鮮な腐肉

【しんせんなふにく】

概念上、あり得ない事物のたとえ。

2026-06-04 13:13

腐肉の憎

【ふにくのぞう】

恵まれた者が、有り余るほどの食べ物を貧しい者に分けることなどなく無駄に腐らせる。転じて、恵まれた者の傲慢への憎悪。

2026-06-03 13:13

腐肉戻しは成らず

【ふにくもどしはならず】

腐らせてしまった肉を、腐る前に戻すことは出来ない。転じて、人間関係や社会的評価は、不誠実なことをやって信頼を損ねてしまったら、もう元には戻せないという戒め。

2026-06-02 13:13

腐肉をくさす

【ふにくをくさす】

文句を言ってもどうしようもないことが明らかなのに文句をいうこと。

2026-06-01 13:13

腐肉の塩漬け

【ふにくのしおづけ】

手遅れのたとえ。肉が腐ってしまってから塩漬けにしても、もう遅いということから。

2026-05-31 13:13

腐肉に最高のソースをかけても食えぬ

【ふにくにさいこうのそーすをかけてもくえぬ】

根本の部分に問題がある場合には何をしても無駄である、の意。

2026-05-29 13:13

腐肉を調理する

【ふにくをちょうりする】

無駄なこと。手遅れ、の意でも用いる。肉が腐ってしまってからどう料理しようが、食べられない、ということから。

2026-05-28 13:13

腐肉争奪戦

【ふにくそうだつせん】

腐った肉ですら、それを独占しようとして動物や虫が争う。転じて、どんなもの、場所にでも、そのことをめぐって争いが生じることのたとえ。

2026-05-27 13:13

ジーヴァルを見習え

【じーう゛ぁるをみならえ】

立場が上の者が、立場が低い者へ、自分のことを棚上げにした説教あるいは罵倒をすること。

2026-05-25 13:13

鮮肉いらぬ腐肉よこせ

【せんにくいらぬふにくよこせ】

物事の価値がわからないことを揶揄する言葉。

2026-05-23 13:13

腐肉香ばしグムーヴ臭し

【ふにくこうばしぐむーう゛くさし】

趣味が悪いなりにこだわりがあることのたとえ。

2026-05-22 13:13

ジーヴァル駆け

【じーう゛ぁるがけ】

欲しいものを手に入れるまで絶対に諦めず、粘り強く行動し続けること。

2026-05-20 13:13

ジーヴァルの贈り物

【じーう゛ぁるのおくりもの】

もらっても嬉しくないもの。ありがた迷惑。

2026-05-19 13:13

ジーヴァルには乗れず

【じーう゛ぁるにはのれず】

優れた能力を持っていても、それを社会で役立てることが出来ない、ということのたとえ。

2026-05-18 13:13

ジーヴァルに選ばれる

【じーう゛ぁるにえらばれる】

ある集団の中で最も格下扱いされること。不名誉な理由で特別扱いされること。

2026-05-17 13:13

ジーヴァルに遠近を尋ねる

【じーう゛ぁるにえんきんをたずねる】

アドバイスを求める相手を選べというたとえ。

2026-05-16 13:13

ジーヴァルからは逃げられても税からは逃げられない

【じーう゛ぁるからはにげられてもぜいからはにげられない】

税の取り立ての厳しさについてのたとえ。

2026-05-16 01:13

ジーヴァルからは逃げられても死からは逃げられない

【じーう゛ぁるからはにげられてもしからはにげられない】

死は絶対に避けられない、ということを、驚異的なスタミナでどこまでも獲物を追うジーヴァルでたとえた言葉。

2026-05-15 13:13

ジーヴァルに追われる

【じーう゛ぁるにおわれる】

時間はかかるかもしれないが、いずれ必ず、追いつかれる、その時がやって来る、の意。

2026-05-14 01:13

ジーヴァルの追跡

【じーう゛ぁるのついせき】

執拗であること。