セレンディールことわざ辞典

ことわざは、人々の経験や知恵、生物や社会へのまなざし、遊び心などを凝縮して生まれ、それが膨大な時間によって磨き上げられてつくられた、ことばの宝石です。それ故、数文字から長くても数十字程度の簡潔なことばの背後には、広く、深い、豊かな世界が隠されています。

『セレンディールことわざ辞典』は、そんな「ことわざ」の持つ力を借りて、セレンディールの世界を紹介しようという企てで作った作品です。
ことわざ自体の説明とは別に、ことわざを理解するための前提知識となる由来となった出来事や生物、人物、文化などについても「訳注」(本作品は、セレンディール世界のことわざを日本語に翻訳したという形をとっています)で解説をしています。

一つ一つのことわざから伝えられる情報は、無限とも言える宇宙の中のたった一つの星の如く、非常にか細い輝きでしかないように見えますが、それらの星々が少しずつ少しずつ集まってゆくことで、いつかは、ことわざたちの故郷であるセレンディール世界を照らす星空となり、「この世界、本当にあるかも?」と思ってもらえるようになると信じています。

ABOUT

Sho Ryuno / 竜野 将



セレンディール世界を、実在する世界だと感じてもらうにはどうすればいいのだろうかと日々、試行錯誤中。今のところ、特定の表現形式を定めず、様々な角度、手法で伝えることが、その有効な答えになるのではないかと思っており、『セレンディールことわざ辞典』、『セレンディール・ブックレビュー』、《太古から》、セレンディール生物のペン画などを制作し、アプリやサイトなどにて公開している。
2026-07-31 13:13

便意の焦燥

【べんいのしょうそう】

間に合わなかったらとんでもないことになると、気が気でない様子を表す表現。やや滑稽なニュアンスで用いる。

2026-07-29 13:13

排便の弁

【はいべんのべん】

溜めに溜めていた鬱憤を全てぶちまけてスッキリすること。

2026-07-19 13:13

脱糞の弁

【だっぷんのべん】

生涯、思い出すだけで恥ずかしさに身悶えしてしまうほどの失言。

2026-07-18 13:13

脱糞恐怖

【だっぷんきょうふ】

恥をかくことに対する恐怖の最上級の表現。

2026-07-17 13:13

糞が腐肉の臭きを忌避する

【くそがふにくのくさきをきひする】

自分自身と同じ欠点を持つ者を蔑む愚かさを揶揄する言葉。

2026-07-16 13:13

糞にマシもくそもない

【くそにましもくそもない】

嫌な奴にも色々な人がおり、それぞれに事情もあるのかもしれないが、嫌な奴であること、関わりたくない奴であることに変わりはない、の意。

2026-07-15 13:13

どの糞も触りたくない

【どのくそもさわりたくない】

嫌な奴にも色々な人がおり、それぞれに事情もあるのかもしれないが、嫌な奴であること、関わりたくない奴であることに変わりはない、の意。

2026-07-14 13:13

糞を洗う

【くそをあらう】

無駄な努力のたとえ。

2026-07-13 13:13

糞の美醜を問う

【くそのびしゅうをとう】

糞が美しかろうが醜かろうがどうでもよい。転じて、する必要のない判断のこと。

2026-07-12 13:13

花で飾っても糞は糞

【はなでかざってもくそはくそ】

駄目なものは何をしても駄目、の意。下劣な本性は隠せない、の意でも用いる。

2026-07-09 13:13

糞に化粧

【くそにけしょう】

駄目なものは何をしても駄目、の意。下劣な本性は隠せない、の意でも用いる。

2026-07-08 13:13

糞に香水をかける

【くそにこうすいをかける】

駄目なものは何をしても駄目、の意。下劣な本性は隠せない、の意でも用いる。

2026-07-06 13:13

金持ちは糞も高価

【かねもちはくそもこうか】

恵まれている者はどこまでも恵まれている、の意。

2026-07-05 13:13

貴族は肥えまでご立派

【きぞくはこえまでごりっぱ】

恵まれている者はとことん恵まれている、という皮肉、やっかみ。

2026-07-04 13:13

貴人は糞も勿体ぶる

【きじんはくそももったいぶる】

身分の高い人々への悪口、愚痴、皮肉。偉そうにしているだけで何もしてくれない、の意。

2026-07-03 13:13

貴人も糞で育つ

【きじんもくそでそだつ】

人間、地位や生まれがどうであろうが、皆、同じである、の意。身分の高い者に対する悪口としてのみ用いる。

2026-07-02 13:13

肥料は臭い

【ひりょうはくさい】

綺麗事ばかりでは成功しない、の意。汚いことをやる奴が成功する、という非難として用いることも多い。

2026-07-01 13:13

広々間取り広い広いとはしゃぐも雨バシャバシャ雨漏りでビシャビシャ穴ふさぐも漏れ出て鬱ぐ

【ひろびろまどりひろいひろいとはしゃぐもあめばしゃばしゃあまもりでびしゃびしゃあなふさぐももれでてふさぐ】

欠点が長所を台無しにするほどに甚だしいこと。

2026-06-29 13:13

広くとも雨漏りは鬱ぐ

【ひろくともあまもりはふさぐ】

欠点が長所を台無しにするほどに甚だしいこと。

2026-06-28 13:13

腐臭学ぶに及ばず

【ふしゅうまなぶにおよばず】

腐臭は、初めて嗅いだ時でも、それが臭く不快なもので、(食べ物なら)食べたら危険であるということが、誰かに教わっておらずとも、すぐにわかる。転じて、粗暴な態度を取ったり他人の悪口を言い立てたりするような醜悪な振る舞いをする人間は、印象の通りの醜悪な人間であるから、関わってはならない、という教え。

2026-06-26 13:13

肉焼き照り

【にくやきでり】

岩などで肉が焼けるほどの強烈な日照りのこと。

2026-06-25 13:13

肉削ぎの悲嘆

【にくそぎのふたん】

痩せ衰えてしまうほどに悲嘆に暮れること。

2026-06-24 13:13

肉削ぎの苦痛

【にくそぎのくつう】

生きたまま肉を削がれていると思うような激しい苦痛。

2026-06-23 13:13

森の肉守り

【もりのにくもり】

危険な行為を押し付けられること。森で肉を持っていれば、肉食獣を呼び寄せ、襲われる危険性が高いことから。

2026-06-22 13:13

肉守って己が肉となる

【にくまもっておのれがにくになる】

肉に引き寄せられてきた猛獣から肉を守ろうとして、自分自身が獲物にされてしまう。転じて、大事にしているものに固執し過ぎてもっと大事なものを失ってしまうこと。

2026-06-21 13:13

肉を抱いて寝る

【にくをだいてねる】

安全を確保するための行為が、逆に危険を呼び寄せてしまうことのたとえ。近視眼的な行動。

2026-06-20 13:13

森に入ったら己を肉と思え

【もりにはいったらおのれをにくとおもえ】

森の危険さを侮るな、森では常に警戒を怠るな、という教え。

2026-06-19 13:13

肉持って森を歩きゃ獣が寄るのは当たり前

【にくもってもりをあるきゃけものがよるのはあたりまえ】

他者が欲しがるようなものを見せびらかせていれば、それを手に入れようと考える危険な者があらわれるのは当然のことだ、という戒め。自業自得。

2026-06-18 13:13

宝の輝きは森の血肉臭

【たからのかがやきはもりのちにくしゅう】

富や容姿の美しさ、優れた才能は欲にかられた危険な者を呼び寄せる、の意。

2026-06-17 13:13

干し肉縮み

【ほしにくちぢみ】

損をしたような気分になることや、ショボいと感じるもののたとえ。干し肉を作ってみたら、元の大きさよりかなり縮んでしまい、損をしたような気分になる、の意から。