2026-04-27 13:13

アルナディールのせいにする

失敗した理由を大仰にして言い訳をすること。

「小鳥から逃げてアルナディールの群れのせいにする」を縮めた表現。

ルグディール大陸侵略に向かったレゴール軍が、ルグディールヨウサイチョウという、毒を使って攻撃をしてくる「殺人鳥」と恐れられる小鳥のせいで恐慌状態に陥り、撤退するということが頻発した。この際、「小鳥を恐れて撤退した」などとはとても言えないので、アルナディールという巨大肉食獣が、群れをなして襲ってきた(これも嘘で、アルナディールは単独行動の生物)と吹聴したことを、ジャーナリストが暴露して、笑い者になったことが由来。 「獣王のせいなら恥ずかしくない」「羽ばたきが地響きになる」など、同じ由来の言葉が多くある。

訳注

ルグディールヨウサイチョウ

見た目こそ美しく可愛らしい小鳥であるが、現地では「殺人鳥」とか「毒使い」とか呼ばれている。その異名の通り、毒草や毒のある実に刺して毒を付着させたトゲを武器としてくわえ、攻撃してくる恐怖の小鳥である。ほぼ即死レベルの猛毒、しかも複数の毒を組み合わせるという、まさに「毒使い」としか言いようのない、恐るべきこの小鳥を怒らせ、攻撃されたら、かなりの確率で死に至ることになる。

アルナディール

ルグディール大陸に生息する、全長20mほどになる超大型肉食獣。古代より、強さや勇猛さの象徴として、武器や防具、建物の装飾、絵画などの題材とされてきており、アルナディールの恐ろしさ、生態系の頂点にいることを表した「獣王は万死の産物」という言葉は、ルグディール文明よりも更に古の時代から伝わってきたとされる。

「威嚇知らず」など、様々な呼称で呼ばれてきた。

アルナディールの大きな特徴である、頭部にある奇妙な形をしたものは、角のように見えるため、多くの人に角と呼ばれてきた(現代でもそう呼ぶ人は多い)のだが、実はトサカであり、基本的には、雌へのアピールのための飾りであるが、硬く、また、鋭い刃状になっているので、小さな獲物を素早く仕留める時に、武器として使うこともある。ただし、同種やヴァルドディール類、レルンといった超大型生物相手の場合は、もろすぎてとても戦いの武器にはならないので、使わない。

この「角」は、古来、特にルグディール文明時代では、入手が非常に困難な、希少価値の極めて高いもののたとえになるほどで、もし手に入れれば、平民が他の方法では絶対に得られることのない莫大な富を手にすることができた。

世界横断都列車ルグディール駅前に、世界唯一のアルナディール専門の博物館である、アルナディール博物館があり、骨格や実物大の解剖学模型、実物大アニマトロニクス、アルナディールに関する工芸品や美術品などが展示されている。