技は美を超えず

【ぎはびをこえず】

技術はあくまでも、素材の魅力を引き出すものであって、素材本来が持つ魅力を超えた表現を超えることはない、の意。

ラヴェニール文明が、芸術や工芸その他、美に関して技術的にはもはやこれ以上はほとんど成長の余地が無い、という限界に近いところまで到達し、停滞期に入っていた時代に生まれ、美の停滞を脱するために、絵や彫刻、物語などの「作り手」側の才能や技量ではなく、「対象」側、つまりモデルとなるものを美しくしてゆけばよい、という恐ろしい考え(元からラヴェニール文明にはそういう傾向はあったが)を徹底的に推し進めたことで知られる伝説的な王ルーレイ・ラナディーレリーの言葉。