イール・バルザイ移し
【いーる・ばるざいうつし】
度を超した承認欲求を持つ人のこと。
イール・バルザイは、人々に己の威容を知らしめんとして、晩餐会にて「竜の顎」をワイヤー仕掛けなどを駆使して、軽々と振り回すパフォーマンスを披露している最中に、そのワイヤーが切れて、落下した超重量の「竜の顎」に潰されて死んでしまうという愚行「騙り潰れ事件」だけで名を残した人物。
訳注
イール・バルザイ
レゴールの貴族。
人々に己の威容を知らしめんとして、晩餐会にて「竜の顎」をワイヤー仕掛けなどを駆使して、軽々と振り回すパフォーマンスを披露している最中に、そのワイヤーが切れて、落下した超重量の「竜の顎」に潰されて死んでしまうという愚行「騙り潰れ事件」だけで名を残した人物。
愚者の代名詞的存在だが、同様に愚者の代名詞的存在として有名なロワ・ハイニーが徹底的に嫌悪されているのとは違い、多少、親しみを込めた「愚かしくも愛すべき困った奴」というような扱いになっている。
竜の顎
ルグディール族の巨大な剣。呼び名の由来は、鋭い刃刺が配置され、その威力が、竜に噛み裂かれるかのようである、ということから。
見るからに凶悪で恐ろしい武器であり、一見、非常に野蛮、残虐で攻撃的に見えるが、実はこのデザインは、攻撃が第一目的ではなく、猛獣達を威嚇し、傷つけないことが本来の目的であり、人間以外の動物でも一目で危険であると理解できるので、よほど猛り狂ってでもいなければ、大概の動物は戦いを避ける。伝説的な武器デザイナーであるサーディ・グレンは「これほど優しい武器はない」と主著『現代武器のデザイン』に書いている。
「千首落とし」「不振の刃」「語り要らず」「騙り潰し」など、様々な呼び名がある。