ロワ・ハイニー移し
【ろわ・はいにーうつし】
救いようのないほどの下劣極まる愚か者、の意。他者の夢を潰す人物、の意でも用いる。
ロワ・ハイニーは、出身地のリーデライで「リーデライの恥」と呼ばれ、現在でも裏切り者、愚者、品性下劣な者の象徴的な存在となっている人物。
訳注
ロワ・ハイニー
リーデライの政治家、テロリスト。
ゼーヴル・ディルーズに賛同し、セレンディール文明誕生によって撤廃された兵器の開発や所有などを再開するための活動に取り組んだ。ただし発起人であるゼーヴル・ディルーズとは違い、ロワ・ハイニーが兵器復活を望んだ理由は、己の名誉欲や、ハンティング趣味(密猟者でもあった)の為であった。
その傲慢で支配的な性格などから活動においても身勝手な行動を取り続け、ゼーヴル・ディルーズに追い出されそうになったことに反発して内部抗争を起こした。
その上、セレンディール法によって厳重に禁止されている動物の密猟(スポーツハンティング)を行っていたことが発覚し、逮捕された際にゼーヴル・ディルーズら首謀者たちの名を全て自ら積極的に暴露し、道連れにしようとした。少しでも己に向く関心を分散させるのが目的であったとされている。結果、秘密裏に兵器の開発を実行していた関係者数万人(数十万人とも言われる)が全員処刑された衝撃的な歴史的大事件「ゼーヴル・ディルーズ兵器開発事件」を引き起こした。
革命に失敗し、処刑されたとはいえ、強い信念の持ち主であったゼーヴル・ディルーズが偉人として語られることもあるのに対し、ロワ・ハイニーのほうは、出身地のリーデライで「リーデライの恥」と呼ばれ、現在でも裏切り者、愚者、品性下劣な者の象徴となっており、「ロワ・ハイニーの参画」(皆の夢を潰す、の意)、「ロワ・ハイニーの志」(下劣な本音による目的を、高邁な志ゆえであるかのように装い、隠すこと)といったような言葉が多数ある。
「○○移し」
「○○移し」という表現は、ラヴェニール文明時代の、絶対美を表す言葉「夕移し」から派生したものであるとされており、史上初の世界統一をなしたセレンディール文明誕生直後に起こった、世界規模の怒濤とも言える文化交流の中で多くの派生語を生んだ。
すでに馴染んでいる事象や固有名詞と簡単に組み合わせて、誰にでも意図が伝わりやすく、シンプルかつ調子良く語尾をしめる造語をしやすいことから、現在でも(粗製濫造気味に)造語され続けている。実際、「何でも移し」(安直な発想の意)など、この「移し」を利用した造語自体を揶揄することわざもあるほど。
特に多いのが、セレンディール文明誕生以前の有名な人物名との組み合わせで、由来となったラヴェニール文明時代には、個人名との組み合わせ表現は見られないことから、その差異が研究対象になるなど注目された。