クルグ移し

【くるぐうつし】

穏やかで友好的であるが、強者にもひるまない芯の強さがあること。

訳注

クルグ

水棲の大型生物。海草食の種が多いが、リディンなどを好んで捕食する種もいる。

クルグ類はいずれも穏やかな性質で、人間にとって危険な種はおらず、また、人なつこく、一緒に遊びたがる個体が多いため、ダイバーなどから絶大な人気がある。

海の恐るべき捕食者として恐れられるレンディス類はクルグ類を避け、決して襲わないことから、その関係性についてのことわざや民話などが、世界各地に見られる。

「○○移し」

「○○移し」という表現は、ラヴェニール文明時代の、絶対美を表す言葉「夕移し」から派生したものであるとされており、史上初の世界統一をなしたセレンディール文明誕生直後に起こった、世界規模の怒濤とも言える文化交流の中で多くの派生語を生んだ。

すでに馴染んでいる事象や固有名詞と簡単に組み合わせて、誰にでも意図が伝わりやすく、シンプルかつ調子良く語尾をしめる造語をしやすいことから、現在でも(粗製濫造気味に)造語され続けている。実際、「何でも移し」(安直な発想の意)など、この「移し」を利用した造語自体を揶揄することわざもあるほど。

特に多いのが、セレンディール文明誕生以前の有名な人物名との組み合わせで、由来となったラヴェニール文明時代には、個人名との組み合わせ表現は見られないことから、その差異が研究対象になるなど注目された。